カイガラムシは薬が効きにくいのですが、多くの種類は一度樹木などに張り付くと、脚も退化して、そこから動かなくなる虫です。
■軍手と歯ブラシでこすり落とせ!
木に張り付いてしまったカイガラムシは、そこから落とせば、もう動けぬまま、地面で死んでしまいます。
こすれば殺せますが、強くこすると樹木のほうが傷んでしまうので、おすすめは軍手をした手でこすり落とすか、古い歯ブラシなどでこすり落とす方法です。
死んでも落ちないカイガラムシも、これなら確実に退治したことが実感できます。
この方法の唯一の欠点は、バラなどはとげが邪魔になったり、枝が複雑だと中のほうの木まで落とすのが難しかったりすること。
ですので退治しきれない分は
1)幼虫期に薬剤散布
2)木の休眠期が絶好のチャンス
の併用を。
■古い筆でのカイガラムシ退治
古い、要らない筆があれば、毛を1cmていどの長さを残してカットして、後ろの軸が柔らかい素材の場合はカッターで斜め切り。
大きなところは筆で、狭い部分は後ろの斜めの部分でカイガラムシを取り除くのに使いましょう。
ただし強い木にはいいですが、新芽の柔らかい部分や草には向きません。
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