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アリ自体は植物に悪さをすることはほとんどありませんが、アブラムシを育てる困った虫。だから、アリを大事な植物や鉢植えには寄せつけたくありませんよねえ。
そんなときに青森ヒバなど、天然成分でアリを忌避するスプレーが便利です。
木の根元にスプレーしたり、鉢を載せてある台の根元に薬をしみこませた紙を巻いておいたり…。
ベランダでティータイムを楽しむときも、お菓子にアリが寄ってこないように、テーブルの足元にスプレーしておくといいですよ。
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この夏、忙しくて、ニームをまく暇もなく、それどころか、しばしば水やりもやらずに、何鉢か枯らせてしまいました。
それでもアブラムシは初夏の大発生はどこに行ったやら、夏にはほとんど姿を消して、我が家のサルスベリも満開。
…ところが、数日前に気づいたら、花を咲かせ始めたムクゲの白い花に、山のようにアリがたかっています！
「アリがいるということは、アブラムシ！」
花の中に薄緑色のアブラムシがいっぱい！
あわてて調べると、あちこちのツボミがまだ硬いツボミのまま、アブラムシに食われて、茶色くなっています。
あわてて、ニームをまきましたけど、このところ、薬をまくと夕立ですぐ洗い流されてしまいます。うーん、まいった！
●アブラムシは花が好き
春から夏にかけて、アブラムシは羽をはやして、飛んできて、上空から、新芽の色を見つけておりてきて、庭にいつきます。
いまの季節はツボミを狙ってアブラムシが集まります。ムクゲの花も好きですし、これからシソに花が咲くと、これもアブラムシの大好きな花なんですよねえ。
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アリはしばしば木登りをしていることにお気づきですか？
わたしがそのことに気づいたのはカエルのおかげでした。
ある夕方、庭に出ると、小さな舌打ちのような音が数秒ごとに聞こえてきました。その発生源を探すと、サルスベリの下に一匹のヒキガエル。木からおりてくる縦列でおりてくるアリを効率よく一匹ずつ長い舌で捉えて食べていたんです。
このサルスベリが長年に渡り、アブラムシに悩まされることになった木です。
●アリの先にはアブラムシ
アリは葉を食べたりはしません。だのに、なぜアリが木に登るのか？
アリがいたら、そこにはアブラムシがいると思ってまちがいありません。
●アブラムシの甘露は、アリの好物
実はアブラムシがお尻から出す分泌物、甘露はすす病の元になる厄介な代物ですが、これがアリの好物。アリはちょうど牛飼いが牛を飼って、牛乳を搾るように、アブラムシの幼虫にエサを与えたり、アブラムシの天敵テントウムシをおっぱらったりして、アブラムシを育て、そして甘露をもらいます。
●アリ退治もアブラムシ退治の第一歩
大事な木、アブラムシがつきやすい木などは、根元にアリ忌避剤をまいておくことなどで、アリを木に登らせないようにしましょう。アリが来なくなると、世話をしてもらえなくなったアブラムシは次第に減っていきます。
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