かつての、わたしはアブラムシの繁殖を放置してしまったために、その後、退治しようと思ったときには、どうにもこうにも手に負えない状態になっていました。
薬をまいてもまいても退治できず、長年に渡って戦うはめになりました。
最終的に助けてくれたのがニームでした。ミラクルニームと呼ばれるのも納得する効果がありました。
ニームは殺虫剤ではありません。
インドをはじめ、東南アジアに広く自生する常緑樹です。
かつてアフリカのスーダンでイナゴの大群の襲来によって、あらゆる木や野菜など植物が食べつくされたときに、ニームだけが食べられずに残ったのを目撃した学者によって研究され、その害虫忌避効果が発見されました。
アブラムシの食欲を失わせることにより、餓死させる効果があるようです。速効性でないところがかえってアブラムシ退治には適しています。
強力な薬で葉の上にしがみついたままのアブラムシを殺すと、その死骸がすす病の原因になります。ところがニームを散布してから2日くらい後に、水などをかけると、餓死したアブラムシが流れ落ちてくれます。
虫には嫌われるニームですが、インドではアーユルベーダ(インドの漢方のようなもの)で薬として用いられ、健康的なお茶としても親しまれています。
テントウムシなどの益虫にもソフトであまり被害を与えませんが、ただ魚には毒性があるようなので、池などで魚を飼っているときには、池に入らないように注意しましょう。
また、アブラムシだけでなく、ハダニやナメクジ、ゴキブリなどにも効果があるようです。植物を健康にする効果もあるという説もあります。
庭に植える苗、茶の葉、抽出液など、いろいろな形で売られています。
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