ハーブを育てるようになってかれこれ十数年、でも実は家庭菜園に関しては全く自信なし!
ハーブはね、比較的簡単なんですよ。でも野菜は一歩レベルが上。
というわけで、いきなり白旗を掲げて、ガーデニング専門ショップ【花くらす*野菜くらす】の初心者向き家庭菜園キット「おうち畑」を買っちゃいました。
早速開けて、育て始めたのですが、最初の準備が笑っちゃうくらい、ほんと、簡単でした。
家庭菜園はわたしにもハードルが高かったんですよ
園芸のメールマガジンなども出しているので、病害虫や水やりなど植物に関する基本的なことはかなり覚えました。でも、初期に何度か野菜づくりにチャレンジして失敗。一般に簡単と言われるリーフレタスは種まきして発芽して数日後に溶けて消えました。
南側の隣家の敷地が1メートル高く、違法建築で、我が家ぎりぎりに2階建てが建っているので、日当たりは悪いし、周囲の家に囲まれた庭は風通しもよくありません。
また、この数年、仕事が忙しかったこともあり、雑草取りなど連れ合いに任せきりにしていたら、かなり庭が荒れてしまいました。
久しぶりに種から何かを育てるにはいい環境とは言えません。
そんなときに知ったのが、この「おうち畑」。ベランダでも簡単に育てられる。これなら、できそう!
道具も材料も要らない、本当にこれだけでOKキット!
「おうち畑」の魅力のひとつが、キットのほかに何も準備不要なこと。
園芸をやってきたからこそ、園芸っていろいろ道具や材料が必要なことを痛感しています。
たとえば土。それぞれの植物に適した土があり、一から準備しようと思ったら、何種類もの土を買ってきてブレンドして、肥料を混ぜ込んで、種をまく前にしばらく寝かせておかなければなりません。
道具もスコップだけではすみません。植え替え用のコテなんかも必要。
でも「おうち畑」なら、土も種も入っています。
水通りがいいように、通常、プランターの底には鉢底石を入れ、上から土を入れて…という準備が必要です。「おうち畑」は既にプランターの底には鉢底石の代わりに、土が底から抜けにくいヤシの実マットが敷かれていて、土も適切な量が入っています。だからスコップや園芸手袋などの作業用具が不要です。
届いたら、箱を開けて、説明書に書いてあるとおりの順番でセットアップするだけ。
実はわたし、朝から出かける日に、朝食前の30分で2つのおうち畑のセットアップ済ませました。実に簡単、あっという間でした。
初心者だって安心キット
種まきの成功と失敗を分けるポイントはいくつかります。
まず「土の種類と健康度」。
先に書いたように植物に適した土かどうかというのもポイントですが、土が健康であることが種まきにおいては重要。わたしのリーフレタスが発芽後に溶けるように消えたのは、細菌のいる古い土を使ってしまい、まだ弱い芽のときに病気にかかったためでした。
「おうち畑」には、新品の適切な土がすでにセットされています。
「プランターの大きさ」。
植物によって、必要なプランターの大きさが異なります。たとえば下にも横にも根を張る植物は大きめのプランターが必要です。「おうち畑」なら植物に適したサイズのプランターに、適切な量の土がセットアップされています。
「種をまく量や、種と種の間」。
種によって、どのくらいのサイズのプランターにいくつ種をまくべきか、異なります。
発芽してから間引きして、適切な株間にしていくのですが、種をまく時点でも、1箇所に数粒まいたほうがいい種、最初から種と種を離してまいたほうがいい種などいろいろ。
「おうち畑」は種がオリジナル種まきシートにセットされていているので、まく種の量や、種同士の間をどれくらい空けるべきか、悩む必要がありません。
「種の上からかける土の量」。
種をまいたら、上から土をかけますが、種によってかけるべき土の量が異なります。種が光を好む植物の場合には土は少しだけにしないと、種に日光が届かず、発芽しません。逆に光を好まない植物なら土をたくさんかける必要があります。
「おうち畑」には、種の上からかける土がちゃんと別のビニール袋に入れて用意されているので、種の上からかける土の量に悩む必要がありません。
「種まき後の水やり」。
種をまいた後、発芽までは土を湿らせておくことが求められます。でも勢いよく水をやると、種が流れます。気づいたら、鉢の周囲からばかり発芽して、鉢の中央はガラ隙なんてこともあります。
この水やりが難しいので、「腰水」といって、水を張った大きな器に、プランターごとつけて、下から水を吸わせたりするのですが、プランターよりも大きな器の用意も大変だし、プランターの水の量が多すぎると、結局種がふわふわ浮かび上がって流れてしまうこともあります。これも大変。
「おうち畑」は種がオリジナル種まきシートにセットされていて、それを土に載せて、上から土をかける仕組みなので、安心して水やりできます。水で溶けて土に戻るシートなので、発芽後くらいには土に還っていきます。
というわけで、種まきで失敗しそうなポイントは、「おうち畑」が工夫して、失敗を防いでくれています。
おうち畑簡単セットアップ中継
あっという間にできちゃう、おうち畑のセットアップをまるごと中継します。
届いたときの状態はこちら。ぷちぷちシートで全体が包まれていて、ぷちぷちシートをはがすと、箱の外に商品の明細書と、困ったときに電話で相談できる「ご相談窓口テレフォンセンター」の案内がついていました。明細書に書かれたオーダーIDを伝えると、相談ができる仕組みです。
これ、助かる~。
実際、育ててみると、「あれ?これはどうするの?」ってこと、しばしば。そんなとき電話で相談できたら安心です。
発泡スチロール製の箱が、配送用箱 兼 野菜を育てるプランター。
軽いので土が入った状態でも、楽々、動かせます。
特に我が家のように日当たりの悪い庭では、日当たりを求めて移動させるので、この軽さ、助かります。
ぐるりと巻かれた粘着テープをはがして開封。
内フタの上に、説明書と種シート、覆土(種の上からかける土)、植物の名前を書くネームプレート、ネームプレートはさみ棒、それぞれの植物に関する育成ガイドがついてきます。
この段階で水をやれる場所に移動しましょう。たとえばベランダで育てるなら、洗面台やお風呂場などに箱を持って行きます。
そして発泡スチロール製の中フタをオープン! 下にプチプチシートがあり、中ふたの脇からはみ出ているので、このプチプチシートを引っ張ると、うまく開けることができます。
そして水やり。我が家の場合は庭にホースがあるので、窓の外のたたきの上に置いて、ホースで水をやりました。水の出方を調整して、あまり激しく勢いよく水が出ないようにしておきましょう。
洗面台でも箱を置く前に水を出してみて、ちょうどいい弱さを見当つけておいてから箱を置いて水を出しましょう。
箱の下から水が流れ出てくるまで水をやることがポイント。水やりは単に土を湿らせるだけでなく、水によって新鮮な空気などを土に加えることでもあり、下から水が流れ出るまで水をやらないと効果がありません。
水をやってしばらく置いて、下から流れ出る水が止まってから、先ほど開けた上フタを箱の下に裏返して置いて、水受けとして用います。
種シートを土の上に置いたら、覆土(種の上からかける土)の袋を開けて、種シートの上に土をかけて、軽く指で押さえて平らにして、土を落ち着かせます。
後はネームプレートに植えた日などを書き込んで、ネームプレートはさみにはさんで、土に挿すだけ。これで完了!
日当たりの悪い我が家では、この時期に日が当たる、庭のど真ん中に置きました。
すくすく育ってね!
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