カイガラムシは退治が難しい虫です。
その名の通り、カイガラやロウのような殻をかぶっているため、薬が効きにくいからです。
カイガラムシの退治のポイントは、幼虫期と冬です。それ以外の時期は物理的な手段で退治します。
■カイガラムシ退治~幼虫期~幼虫の時代はカラにあまりおおわれていないため、薬が効きます。
ただし、カイガラムシの種類によって、いつ幼虫が誕生するかが異なります。
年に何回も新しい世代が生まれるカイガラムシもいれば、年に1回しか世代交代しないカイガラムシもいるのですが、それでもおおむね5~7月の間には幼虫がいるので、この時期に、たとえ姿が見えなくても、薬をしっかり散布しておくと、退治ができます。
ただし、この時期でも退治できるのは幼虫だけ。成虫は残ってしまうので、物理的な方法も併用を。
カイガラムシ退治3)物理的手段でやっつけろ!
■殺虫できたか、結果がわかりにくいので注意!
薬をまいたのに、カイガラムシはそのままそこに残っていて、「薬が効かなかった!」と思って、次の薬に手を伸ばしがちです。
でも、多くの種類のカイガラムシは、木に落ち着くと、脚が退化して、そこに張りついています。ですので、アブラムシと同様、殺しても、そのまま木に残ってしまうんですよね。
生きていても、死んでも、動かないので、わかりにくいですが、1匹つぶしてみて、赤い血が出たら生きており、出なければ死骸です。
◆効果のある薬剤
長期効く
オルトラン水和剤
葉から吸収されて、カイガラムシの他アブラムシなど植物の汁を吸う害虫、青虫など葉を食う害虫に効きます。
葉や実を食用にする植物の場合は、収穫前7~60日の間は使えません。
収穫近くまで使える
アクテリック乳剤
直接虫にかける必要がありますから、隅々までしっかり散布しましょう。野菜などにも、収穫1週間くらい前まで使える薬です。
鉢植えなどに手軽な
ベニカDスプレー
そのままスプレーできますし、カイガラムシはもちろん、アブラムシ、毛虫など幅広い虫に使えます。
繁殖を抑える花用の
ポロポンV
カイガラムシの脱皮を阻害して成虫になるのを抑えることで退治したり、成虫に対しては産卵数を抑えたり、ふ化しない卵を産ませる作用があります。
カイガラムシのほか、アブラムシ、チャドクガ、うどんこ病、黒星病、白さび病に効きます。
バラ、ツバキ、サザンカ、ボケ、まさき、菊など用薬剤です。


コメント