園芸店に行って、気に入った鉢植えを手にして、店員に
「日当りが悪いところでも育ちますか?」
と聞くと、
「ええ、日に3時間も日が当たれば、大丈夫ですよ」
3時間!?
冗談じゃありません。我が家に、日に3時間も日が当たる場所はほとんどありません。日に当たる場所があっても、「冬だけ」、「夏だけ」などの限定。一年を通じて3時間も日が当たる場所はありません。
しかも、店員は追い討ちをかけます。
「ただし、西日が当たる所はダメですよ」
我が家の中で最も長時間日が当たる場所は西日がガンガンに当たる北の庭。
「西側に日除けを立てればいいですよ」
北、東、南は壁、唯一西側が空いている場所の、西側に日除けを立てたら、わたしは植物に近づけなくなってしまいます。
そのほかも東南が壁に囲まれていて、西側に日除けを立てたら、空く場所は北側だけ。しかも、最初から植えられてしまっている、マンションの共有物だから勝手に抜くわけにも行かない樹木との間60cmの隙間からしか植物に近寄れません。
「日当りさえよければ、丈夫で、よく花を咲かせてくれますよ」
日当りなんて、そんな贅沢!!!
そんなこんなで、わたしはこのマンションに住んで数年間は、花をあきらめ、ハーブをもっぱら葉を料理に楽しむ専用で育てていました。
でも、少しずつ、いろいろ覚えていく内に、花でも意外に楽しめるものもあることを少しずつ発見しています。


